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作品

Café雲の峰

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Café雲の峰

  • 家族構成: お客様と店主
  • 用途: 飲食店
  • 所在地: 大分県別府市
  • 構造: 鉄骨造(テナント)
  • 設計: 伊藤憲吾建築設計事務所 担当/伊藤憲吾、森悟
  • 写真: 森 悟
  • 施工: 株式会社 是永ホーム
  • プロデュース: IKA
  • Copyright ©: 2024 Ito Kengo Architects All rights reserved
  • Café雲の峰
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<コンセプト>

大分県別府市にあるカフェのインテリア空間のご協力をしました。

オーナーは子育てがひと段落して、一念発起して念願のカフェの運営を行うことにした女性である。大好きなコーヒーと美味しいカフェメニューでお客様の笑顔を生むような交流の場所としても期待していた。

店舗の場所探しから協力をさせて頂いた。いくつかの候補を巡り、紆余曲折在りながらもこの場所にたどり着いた。別府の山を望む景色が美しい場所が見つかった。

インテリアの空間はグレーを基調にまとめていくことになった。「雲の峰」という店名に決まり、雲の存在や別府の湯けむりのような、柔らかく包まれるような空間を目指すことになった。解体時に現れてきたモルタルの壁の色がコンセプトに最も近いように思えた。モルタルの成分がやや白華してグレーと白が混ざり合うような印象は朝霧のような模様となっていた。通常なら見逃すかもしれないが、雲の峰という店名に引っ張られるように美しさを感じた。その壁の一部に額縁をかけて一枚の絵のように見立てることとした。

カウンターとベンチはモルタルで作っている。モルタル風の塗料ではなく、本物のモルタルなので少しクラックは入ることが予想されるが、クラックが入ることも味わいとして望ましく思う。床材は既存の床を剥いだ後をそのまま利用している。様々な素材が人の手でつくられて、どの形跡を残している。人のぬくもりを感じる空間へとつながった。色のないグレーの店内に訪れる人の色が賑やかになっていくことを期待している。

開放された店舗の開口は歩きながらふらりと立ち寄ってほしいとの想いを受けての開放感である。朝7時からの営業は、朝ごはんを楽しくし、一日を楽しくすることにつなげたいとの想いである。朗らかなオーナーの人柄と空間がリンクして、多くの人に愛されるお店となってほしいと願っている。

 

 

Café雲の峰Instagram:https://www.instagram.com/cafe_kumonomine/

 

<設計概要>

所在地:大分県別府市

主要用途:店舗

意匠設計:伊藤憲吾建築設計事務所 担当/伊藤憲吾、高田明日香、森悟

施工:株式会社 是永ホーム 担当/秋吉勇

不動産:ジャングル不動産 担当/森田良一

写真撮影:森悟

構造:鉄骨造(テナント)

床面積:44.12㎡

工程:設計期間 2022年5月~2023年6月、工事期間 2023年8月~2024年1月

(内部仕上げ)

床:既存床撤去の上クリア塗装

壁: AEP塗装

天井: AEP塗装

カウンター、ベンチ:モルタル金ゴテ押え+撥水材仕上げ